住宅ローンと投資は同時に走らせるのが一番いい理由
住宅ローンを借りていると、返すのが最優先で投資に後回しになりがちです。
まじめな人ほど
「ローン返済を優先して、目途がついたら投資をはじめます」と
言われますが、
「ローン返済」と「投資」は同時進行でやったほうがいいです。
住宅ローン変動金利が下がり、「auじぶん銀行」で優遇後0.2%台(新規取り組み分)まできています。
固定金利との差が広がっているので変動金利の人気はしばらく続くでしょう。
でも、将来金利が上がらないとは言い切れません。
住宅ローンは20年とか30年という超長期のものなので、
将来は金利が上がることを想定しておいた方がいいです。
固定金利との差で浮いたお金を使ってしまわずに、
貯めておいて、それをインデックス投資などで長期的な運用を行えばどうなるか?
かんたんなシミュレーションをしてみました。
4000万円のローンを期間35年で組む場合、
月々の返済の差額は約2万円です。
この2万円を積みたて投資に回しましょう。
年平均利回り4%で複利で運用したとすれば
結果は以下の表のとおりとなります。
20年たつと運用資金は730万円にもなるので、仮にこの段階で金利が上昇してていても繰上げ返済で毎月の返済額の上昇をおさえることができる可能性が高いです(ローン残高1800万円に730万円繰上げ返済すれば毎月の返済額は42,330円下げることができます)。
26年後には運用資金と住宅ローン残高がほぼ同じとなるので
全額繰り上げ返済することも。
もちろん、運用資金は他のことに使ってもOK。
いろんな選択肢が増えますね。
長い人生、多くの選択肢をもっている方が有利です。
投資は長期で運用することで、価格のブレを小さくすることが可能となるので
運用期間はできるだけ長くした方がいい。
なので、超長期の借入返済を始めたその時に
同時に超長期の運用もスタートしましょう。