お金に余裕がある家計かどうかは、収入の多い、少ないには関係ないです。
収入が多くてもお金がたまらず、いつも不安な家庭は多いです。
反対に、収入が少なくても満足に暮らし、お金も貯まっている家庭も多い。
もちろん最低限の生活をするために収入を上げる必要がある家計もあるでしょう。
でも、
収入さえ増やせばお金の悩みは無くなるだろうという考えは捨てないと
いつまで経っても幸せになれません。
私自身、銀行員時代のピーク時はサラリーマンとしては相当な高収入をもらっていました。
じゃあ高収入時代振り返って「お金の不安がなかった」というと違います。
今よりもさらにいい生活をしたいという欲望や、銀行内での出世競争から常に何かに追われているような日々でした。
精神的なストレスで夜の祇園などで深夜まで飲んでタクシーで帰るなど無駄にお金を使うことも多かったです。
私は現在ファイナンシャルプランナーとして働いていますが、
主にはお客様からの個別相談料で収入を得ているので
そんなに高い代金はいただけません。
その割には、お客様の人生にかかるお金の話なので通勤時間を使って調べ事をしたりで、本当に労働集約的な仕事です。
そして今の年収は、銀行時代の数分の1程度です。
でも、日々暮らしに困らない程度の収入だし、
お客様に喜んでもらえる仕事、本当に自分がやりたかった仕事をしているので
満足です。
「収入が多いこと」イコール「お金の悩みがない」ということにはならない。
「収入が低い」からといってお金で悩まない生活をあきらめてはいけません。
「収入の多寡」とは違うところにお金の悩みを無くす秘訣があるのだと思います。